「各種セッティングの見直しとブリッツカラーリングで心機一転!」 2013年シーズンは野村選手自らがチーム監督とドライバーを兼任する 新体制で幕を開ける。 マシンの不調からRd.1舞洲、Rd.2鈴鹿は残念ながら決勝進出は ならなかったが、この2ヶ月間のインターバルでマシンの仕様変更を行い、 引き続き2JZエンジンながら補機類やセッティングの変更などにより 出力が向上。 マシンのカラーリングもBLITZ RACING PROJECTカラーである、 メタリックな外観へ変貌を遂げ、まさに心機一転で聖地「エビス」 に挑む事になった。 ■Rd.3 予選 野村選手は大会の約1週間前からエビス入りし練習走行を続けたが、 ステアリング系トラブルに見舞われ、修復/テストが続き、 十分な練習走行ができないままの予選となる。 不安定な天気だが、夕方の予選では雨も上がり、所々にドライが 見られる非常に難しいコンディション。 結果、1本目はカウンターが戻り減点。2本目はストレートの壁に 右リアフェンダーをヒットしてしまい、そのままクラッシュ。 幸い野村選手にケガ等はなかったが、フロントの足回りに ダメージを受けてしまう。残念ながらRd.3は予選敗退となる。 ダメージはナックル/ロアアームの損傷ということで、 ナックルは予備に交換、曲がったアームは補正するなど、 翌日のRd.4予選に向けチームは夜遅くまで修復作業を続けた。 ■Rd.4 予選 翌日、チームは気持ちを切り替えて夕方Rd.4予選の準備。 前日のセッティングで朝一のチェック走行に参加すると、不具合が判明。 非常に危険ということで、再度変更を行い別コースでチェック走行を 行なうものの、十分なテストができないままでの予選となる。 2本の走行は、ドリフトこそできるようになったものの、 1本目は角度が浅く、2本目は審査員席を過ぎたあたりでドリフトが戻り、 残念ながら予選突破とはならず、走行を終える。 これにより2戦連続の予選敗退となり、日曜日のRd.5には 出場できずに2戦が終了となった。 野村選手は今後もマシンの大幅改良を検討しており、 「マシンの完成にはもう少し時間が掛かるかもしれないが、 必ず86で優勝できるように頑張りたい」とコメント。 次戦のハウステンボス、最終戦のお台場でもたくさんの ギャラリーを沸かせてくれるはずだ。