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基準車高時 乗り心地・減衰力セット傾向 |
運転席・助手席
(1列目) |
セカンドシート
(2列目) |
サードシート
(3列目) |
全体的な傾向 |
弊社の推奨する減衰力に合わせていただく
ことで、いやな突き上げ感もなく純正
よりもしっかりとした接地感が得られます。
同時に車高を下げることでロール重心が
下がり、ロール感を抑えることができる
ので、走行安定性が向上し運転がしやすく
なります。
また、インチアップしている車両では
純正に比べてタイヤ自体で吸収する衝撃が
減り、乗り心地が悪化する方向となります。
その際は、フロントの減衰力を基準から
2~5段の範囲で柔らかい方へ調整していた
だくと乗り心地のバランスが取れます。 |
セカンドシートは、リアショックの真上、
リアスプリングのやや前方にあるため、
純正は路面の細かい段差を拾いコツコツ
とした乗り心地です。
そこで、弊社の推奨する減衰力では、
細かい段差でのコツコツとした乗り心地を
抑えるようにしています。
また、タイヤ・ホイールをインチアップ
すると、フロント同様に純正に比べて
タイヤ自体で吸収する衝撃が減り、
乗り心地が悪化する方向となります。
その際は、フロントの減衰力を基準から
1~3段の範囲で柔らかい方へ調整していた
だくと乗り心地のバランスが取れます。 |
サードシートは、車両のほぼ最後端となり
ます。リアタイヤ、リアスプリングよりも
後方に座ることになります。
したがって、オーバーハングに重量物を
搭載した状況と同じになるので、しっかりと
バネの振動を抑えてあげなくなくては
いけません。
そこで、弊社の推奨する減衰力は、32段の
調整範囲の中間よりもやや強めに設定し、
リアの入力に対してしっかりとした減衰力を
出すことで、おさまりの良い乗り心地を
実現しています。
比較的セカンドシートよりもコツコツとした
細かい段差での振動を感じにくいので
しっかりとした減衰設定がお勧めです。 |
車両 |
推奨減衰力 |
車種別特記事項 |
Front |
Rear |
2.5L
2WD
AGH30W |
16段 |
12段 |
走行中の段差や高速道路の継ぎ目などで
固いもしくは柔らかいと感じた時には、
お好みに合わせてフロントの減衰力を
2~3段の範囲で調整していただくことを
お勧めします。 |
リアの減衰力を柔らかくしすぎると、
高速道路やバイパスなど車速の高い走行が
多い場合にピッチング(縦揺れ)が起こり
やすくなります。リアの減衰力を柔らかく
しすぎないようにしてください。
弊社の推奨値は、全体のバランスを考えて
設定しておりますので、推奨値から大幅に
変更せずお使いいただくことをお勧めして
います。 |
弊社の推奨値は、全体のバランスを考えて
設定しておりますので、推奨値から大幅に
変更せずお使いいただくことをお勧めして
います。 |
3.5L
2WD
GGH30W |
12段 |
12段 |
エンジンが2.5Lに比べて約60kg重たい
ので、2.5Lに比べて弊社の推奨する
減衰力は少し硬い設定となります。
こうすることで、フロントのフワつきを
抑えしっかりとした接地感と乗り心地を
確保することが出来ます。 |
2.5L
4WD
AGH35W |
16段 |
12段 |
駆動方式は違いますが、2.5L 2WDと
同じ減衰力設定でいやな突き上げも無く、
しっかりとした接地感と乗り心地が
確保できます。 |
4WDは、後軸にかかる重量が2WDより
も大きい為、自由長の長いスプリングを
採用しています。
スプリングのレートは2WDと同様ですが、
自由長と巻き数が違うため、後軸にかかる
重量が増しながらも、適正な車高調整範囲
と乗り心地を確保することに成功して
います。
リアの減衰力を柔らかくしすぎると、高速
道路やバイパスなど車速の高い走行が多い
場合にピッチング(縦揺れ)が起こりやすく
なりますので、リアの減衰力を柔らかく
しすぎないようにしてください。
弊社の推奨値は、全体のバランスを考えて
設定しておりますので、推奨値から大幅に
変更せずお使いいただくことをお勧めして
います。 |
2WDに比べ4WD、ハイブリッドでは、
リアにかかる重量が増します。
リアシートにフル乗車した場合も想定し
バネレート、自由長、巻き数、減衰力、
基準車高を設定しています。
減衰力は、32段の調整範囲の中間16~12段
に設定し、リアの入力に対してしっかりと
した減衰力を出すことで、おさまりの良い
乗り心地を実現しています。
弊社の推奨値は、全体のバランスを考えて
設定しておりますので、推奨値から大幅に
変更せずお使いいただくことをお勧めして
います。 |
3.5L
4WD
GGH35W |
16段 |
16段 |
3.5Lエンジンは、2.5Lエンジンよりも
60kg重い為2WDではフロントの弊社
推奨減衰力をやや硬めに設定しバランスを
取りましたが、3.5Lの4WDはフロントと
リアの車重バランスが影響して、
フロントとの減衰力を真中の16段にする
ことで、突き上げ感の少ない、しっかり
とした乗り心地を実現しています。
前後の重量バランスと減衰力のバランスが、
おさまりの良さを実現しています。 |
HV
4WD
AYH30W |
18段 |
12段 |
グレードにもよりますが、一番車重が重い
グレードとなります。
通常では、車重が重いのでフロントの減衰を
固くしがちですが、駆動方式やバッテリーの
搭載位置により車重の前後バランスが
他のグレードと大きく異なります。
したがって、今までのミニバンにおける
セオリーやノウハウにとらわれず、SDL
という乗り心地を数値化する機材と
実走行を繰り返し、突き上げ感が少なく、
しっかりとした接地感のある減衰力を探り、
この推奨減衰力設定となっています。 |
● 32段減衰力調整機構を採用し、幅広い減衰力調整が可能。
サーキットからストリートまで、ステージを問わない走行シーンに対応します。
● アルミ製アッパーマウント、ロックシート、ブラケット(一部)などを採用。高い強度と軽量化を両立。
● 単筒式ならではの大径ピストンを採用し、減衰力の立ち遅れを抑制。しなやかな乗り心地と確かな追従性を実現。
● オーバーホールにも対応。いつまでもダンパー本来の性能を発揮。
■仕様:全長調整式、単筒式、正立式、減衰力32段調整式
※以下の表は、前期モデルのデータです。
後期モデルの詳細データは、商品検索システムや適合表をご覧ください。